イギリスでは、プリント柄は単なる“装飾”ではなく空間の主役。壁紙・カーテン・椅子張り・ベッドリネン・クッションまで、住まい全体を統一する文化があります。
伝統の英国プリント
イギリスのプリント文化は、自然を愛する思想手仕事を重んじる歴史暮らし全体を彩る美意識から生まれました。ウィリアム・モリス、ローラ・アシュレイ、リバティ・・・それぞれの個性を知ることで、自分らしい英国スタイルが見えてきます。「クラシックだけど、今の暮らしにも合う。」それが、英国花柄インテリアの最大の魅力です。
ウイリアムモリス
イギリスの家庭では、プリント柄は“装飾”ではなく“空間の主役”。壁紙・カーテン・椅子張り・クッションなど、家の至る所にプリント生地が使われていますが、その背景には、19世紀のデザイン運動があります。その指導者の一人、代表的人物が ウィリアム・モリス。彼は自然をモチーフにした壁紙パターンを数多く生み出しました。
モリスは「生活と芸術の融合」を掲げ、自然をモチーフにした繊細なデザインを多数制作。代表作《Strawberry Thief(いちご泥棒)》は今も世界中で愛されています。


イギリスでは、今もウィリアム・モリスの柄が人気。その理由は、モリスのデザインの植物モチーフの美しさ写実と装飾の絶妙なバランスと色合い。柳や花、鳥などがリズミカルに配置され、空間に奥行きを生み、深みのあるグリーン、ネイビー、ボルドーが落ち着きがありながら存在感を加えます。
「一面だけアクセントの壁紙」「クッションや小さな部分に柄をつかい、無地のカラースキームに組み合わせる」など、取り入れ方を工夫するのも最近のインテリアの傾向です。
クラシックなモリスの模様は面積を大きくすると少し重くなりがち。でも最近は「ピュア」シリーズなどのモノトーンも発表され、現代的な北欧家具、無垢材、ナチュラルインテリアに合わせやすくなりました。
現在はMorris & Co.として展開され、壁紙・ファブリック・ホームアクセサリーが世界中で販売されています。
リバティ
ロンドンの老舗百貨店から始まったブランド。
繊細で芸術的な花柄、色彩が豊富でモダンな柄も多く軽やかで、都会的な印象。インテリア用は少しダークな印象ですが、上質で薄手ののコットン素材「タナローン」は小物やクッションから取り入れやすいのが特徴です。


ローラ・アシュレイ
ローラ・アシュレイのデザインは「甘すぎない可愛らしさ」が魅力で、リビングよりも寝室やダイニングに取り入れる方が多いブランドです。明るい色合いと、フェミニンな小花柄が、カントリー調インテリアに人気です。


まとめ:英国プリントをインテリアに取り入れる方法
アクセントに使う
一つの壁だけにモリス柄の壁紙を使う方法。家具やフロアの色に合わせましょう。
カーテンや窓装飾を主役にする
カーテンやローマンシェードは面積が大きいため、柄を引き立て華やかさが出ます。グレーやベージュ系にするとコーディネートしやすいかも。
クッションから始める
最も簡単にプリント柄をインテリアに追加する方法。たくさんのクッションを組み合わせるのがイギリス風。
