英国人のように壁に絵を飾る 黄金ルール

DIYインテリア

イギリスの家を訪問して、会話の間にふと周りを見渡すと、たくさんの額(絵や写真やアートワーク)が飾ってあることに気が付きます。会話が途切れた時は、その絵について聞いてみるといいですね。その額縁一つ一つにその持ち主の思い出やストーリーがあって思いのほか会話が弾むことがあります。私は額縁の色を壁や家具に合わせて、大小を横に並べるのが好き。もちろん作品ごとにストーリーはまたいつかこのブログに書きたいと思います。

イギリスのインテリア雑誌に興味深い記事がありましたので翻訳してみます。

https://www.houseandgarden.co.uk/gallery/how-to-hang-pictures-on-walls House&Garden誌の英文から抜粋翻訳

絵の飾り方:プロが教える壁掛けの黄金ルール

絵や写真を壁に飾るとき、「どこに掛ければいいんだろう?」と迷ったことはありませんか?高すぎると部屋がよそよそしくなり、低すぎると落ち着かない印象に。プロのギャラリスト・インテリアデザイナーたちが実践する、絵の飾り方のコツをまとめました。

基本ルール:目線の高さが黄金の基準

まず覚えておきたい基本は「目線の高さ」に飾ること。具体的には、絵の中心点が床から約145〜152cm(57〜60インチ)の位置になるように飾るのが目安です。天井の高さやご自身の身長によって多少の調整はあっても、この高さが最もバランスよく見えます。

「よく見かけるのが、絵を高すぎる位置に掛けてしまうケースです。天井が高い部屋でも、中心ラインは目線の高さあたりに保つようにしています。」

― ジェナ・バーリンガム(ギャラリスト)

 ポイント1 座るシーンが多い部屋では、少し低めに

ダイニングルームやリビングなど、あなたやゲストが座って過ごすことの多い空間では、絵を少し低い位置に掛けるのがインテリア的に正解です。座った状態での自然な視線に合わせることで、作品がより身近に感じられます。

― シャリーニ・ミスラ(インテリアデザイナー)のアドバイスより

ポイント2 ルールより「感覚」を信じていい

中心点がぴったり目線の高さでなくても、焦らなくて大丈夫。周囲にほかの作品があったり、暖炉の上など少し特殊な場所の場合は、むしろ「自然に見える場所」を優先しましょう。直感は意外と正しいものです。

 ポイント3 大きな作品は「呼吸」できるスペースを

大きなアート作品は、それが堂々と存在できる広い空間に飾るのが効果的。周囲に小物を詰め込まず、作品の周りに余白(ブリージングスペース)を作ることで、インパクトが格段に上がります。

― シャリーニ・ミスラのアドバイスより

 ポイント4 複数枚飾るなら、大きいものから先に

いくつかの絵をまとめて飾るときは、まず大きな作品の位置を決め、そのまわりに小さな作品を配置していくのがおすすめです。いきなり壁に穴を開ける前に、床の上に並べてレイアウトを試してみましょう。

― フレディのアドバイスより

ポイント5 「きれいに揃えすぎ」は面白くない

左右対称に整然と並べるのは一見きれいに見えますが、実はそれが壁をつまらなく見せる原因になることも。縦に重ねたり、デッサンを4点まとめてグループで飾ったり——ランダムさの中にリズムを作るのが上手な飾り方のコツです。

― インテリアデザイナー・コレクター、ヴァージニア・ホワイトのアドバイスより

 ポイント6 部屋の用途で「飾り方の空気感」を変える

玄関・ダイニング・フォーマルなドローイングルームには、空間の左右対称と調和するフォーマルな配置が似合います。

一方で、書斎・寝室・図書室・小さなリビング(スナグ)などプライベートな空間には、もっと「ごちゃっと、でも愛らしく」詰め込んだ親密感のある飾り方が空間の個性を引き出します。

― ヴァージニア・ホワイトのアドバイスより

まとめ:6つのポイント一覧

✔ 目線の高さが基本 絵の中心が床から約145〜152cmになるように。

✔ 座る部屋は低めに ダイニング・リビングでは座った視線に合わせる。

✔ ルールより感覚 ぴったりじゃなくても「自然に見える」が正解。

✔ 大作には余白を 広いスペースで堂々と存在させる。

✔ 大きいものから決める 複数枚飾るとき、大作を起点に配置を組む。

✔ 非対称が面白い 揃えすぎず、縦重ね・グループ飾りでリズムを。どんなルールも「正解は一つではない」のがインテリアの面白さ。まずは床の上でレイアウトを試しながら、あなただけの壁を作ってみてください